『THE HERBALIST YASO GIN(ザ ハーバリスト ヤソ ジン)』の越後薬草蒸留所 オープンデー&ジンブレンド体験レポート

現在日本で人気のクラフトジン『THE HERBALIST YASO GIN = ザ ハーバリスト ヤソ ジン(以下:ヤソジン)』。ガラス細工の美しいボトルが印象的で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

そんなヤソジンのメーカーである株式会社越後薬草(以下:越後薬草)は、新潟県上越市に拠点を構え、酵素ドリンクなどの健康食品を製造・販売しているしているメーカーです。

酵素飲料をつくる過程において、副産物としてできるアルコールを何とか利用できないかと試行錯誤をした末にクラフトジンをつくることを決意。2020年、103種類の素材でつくられる、メーカー初のクラフトジン「YASO GIN 」を発表し、その後はコンスタントに様々なフレーバーを発表してきました。

そして2022年10月。新潟県上越市にジンやその他のスピリッツ製造に特化した巨大な蒸留所を構え、ブランド名も「THE HERBALIST YASO」に変更。現在では押しも押されぬジャパニーズクラフトジンのブランドとなっています。

蒸留所初のオープンデー

YASO蒸留所初のオープンデー

2022年に新設された越後薬草蒸留所ですが、以前までは一般への工場見学が解放されていませんでした。そして遂に2023年7月30日。初のオープンデー(一般公開日)を設け、蒸留所内を見学できるツアーと同時にワークショップも開催しました。

そのワークショップの内容はズバリ「オリジナルジンのブレンド体験」。YASO GIN製造の際に実際に使用されているスピリッツ(=蒸留酒)を元に、自分でブレンドしたオリジナルジンがつくることができるという、とてもユニークなワークショップです。

私たちジンラボメンバーもオープンデーに蒸留所にお邪魔し、蒸留所見学とブレンド体験に参加してきました。

洗練された蒸留所

越後薬草蒸留所の写真

まず外からひと目見た印象として、蒸留所のサイズはかなり大きめで、木目調コンクリート製のオシャレで洗練された外観に目を奪われました。

正面のエントランスから中に入ると、1階部分はガラス張りになっており、中から外の景色が見える開放的な空間になっています。

1階はファクトリースペース。巨大な蒸留器が2台設置されていて、そこでスピリッツの製造作業が行われています。

2階はほぼ吹き抜けで、ファクトリースペースを180度取り囲むような通路になっており、上から製造の様子を眺められるようになっています。そして通路の壁はアートスペースとして、発酵をモチーフとしたアートが飾られています。

3階スペースはラボスペース。上越の風景を360度パノラマで楽しむことができるスペースになっています。今回のジンブレンドのワークショップも3階で実施されました。

こだわりが詰まったYASO SPIRITS(ヤソスピリッツ)

一般的な話になりますが、ジンは、農作物を原料とするベースとなるスピリッツ (ベーススピリッツ)をまず精製し、そのスピリッツにジュニパーベリーを始めとするボタニカルで香り付けをして完成します。

ヤソジンは、そのベーススピリッツの製造からボタニカルの香り付けまで、一貫して自社で行っており、特にベーススピリッツでありそのまま商品にもなっている『YASO SPIRITS(ヤソスピリッツ)』は、他のメーカーにはとても真似できない様な特徴を持っています。

「YASO」とアルファベットで表記されるヤソジンですが、その名前の由来には、野草酵素をベースとする健康食品を長年研究し続けてきた越後薬草ならではのこだわりがたっぷり詰まっています。

ヤソスピリッツには80種類の野草類が原材料として使用されており、「野草 = YASO」という意味と、漢字で80という意味の「八十 = ヤソ」という意味が込められています。

自然の植物の持つ力強さがその名前にも味にも込められており、長年、野草と向き合ってきたメーカーならではですね。

3台の蒸留器によってつくられるヤソジン

新しいヤソジンは、ベーススピリッツの精製からボタニカルの香味の抽出方法まで、かつてのものと比べると製造方法が大幅に変わっています。

かつては、80種類の原材料を発酵させた植物発酵エキスを減圧蒸留器で精製して、その後に小型の蒸留器でボタニカルと共に蒸留することによって完成していました。小型ということは一回ごとの蒸留作業でつくられるスピリッツの容量は少なく、数量限定の「スモールバッチ」での商品リリースとなります。

蒸留所建設後は蒸留器を2台導入して、なんと合計3台以上の蒸留器によってヤソジンがつくられるようになり、以前よりも大きい容量で安定したクオリティーのレギュラー品がリリースされています。

では、その製法をご紹介していきます。

まずは、80種類の野草類を以前から使用していた減圧蒸留器で蒸留。

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その後蒸留所内に蒸留液を運んで、ハイブリッド蒸留器でベーススピリッツを再度蒸留します。これによって、より雑味のないクリアな風味のスピリッツに仕上がります。

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その後に、もう一台のドイツ製のハイブリッド蒸留器で、ボタニカルと共に再蒸留をすることによってジンが出来上がります。再蒸留の作業もとても細分化されており、ボタニカルによって香味の抽出方法に変化が付けられています。

例えば、ジュニパーベリーなどのメインで使用されているボタニカルのみ個別に蒸留されたり、お茶や花などの繊細なボタニカルに関しては、蒸気を通して香味を抽出する「バスケット法 = ヴェイパー・インフュージョン」が採用されています。

それとは別に、減圧蒸留器によって蒸留されているボタニカルもあります。ベーススピリッツ製造にも使用されている蒸留器ですが、この器材を使用することによりより繊細な香味を抽出できるということですね。

最後に、それらの蒸留液をブレンドしてヤソジンが出来上がります。全ての素材にとってのベストの香味抽出方法を採るという、本当に手間がかかる作業をされているんだと驚かされました。

かつてのハーブの風味を強く感じさせるスモールバッチのジンも現在は限定版として残しつつ、スッキリとして飲みやすいレギュラー商品である『THE HERBALIST YASO GIN』によってブランドが飛躍的に進化を遂げたと言えるでしょう!

オリジナルジン ブレンドワークショップ

オリジナルブレンドワークショップ

今回のワークショップですが、実際にヤソジンのブレンドに用いられている各種ボタニカル蒸留液をブレンドして、オリジナルブレンドジンをつくるという、とても豪華な内容になっています。

会場は蒸留所3階のラボスペース。ガラス張りで見晴らしの良い空間でオリジナルジンをつくることができ、とても素晴らしい体験でした。

使用されているボタニカルは、様々なカテゴリーに分けられていて、トータルで20種類。それを7つのパーツに分けて、最終的にブレンドして実際のヤソジンも完成するということですね。

その7種類とは

・ジュニパーとスパイスやハーブを13種類蒸留した蒸留液

・減圧 モミ

・減圧 ベルガモット

・減圧 ピンクペッパー

・杉コラム = 杉とジャスミンの花、緑茶を蒸留した蒸留液

・減圧 スギの葉

・減圧 柚子

どの方向性でまとめるかも自分次第。実際のヤソジンの調合割合も参考として教えてもらえるので、ジンのボタニカルについて知らなくても気軽に楽しめることができます。

もっとも、そもそものボタニカル蒸留液が美味しすぎることもあり、よっぽど偏ったつくりかたをしなければ美味しいブレンドジンが出来ることは間違いありません。

しかし、それでもヤソジンの美味しさに到底追いつける筈もなく、プロが試行錯誤を重ねてついに世に出したジンが、どれほどハイクオリティーなのかということをまざまざと実感しました!!

オープンデー 次回開催も11/18(土)に決定

オリジナルYASOGIN

ヤソジンの蒸留所紹介とワークショップのレポ、いかがでしたでしょうか。

ヤソジン製造の現場の空気感を感じることができ、実際に使用されているスピリッツを自分で調合できるという素晴らしい体験でした。

そして、蒸留所限定販売のジンを購入することもできたり、以前までの限定版を含め様々なボトルも試飲できるので、特典もぎっしりですね。

オープンデーはこれからも定期的に開催。

次回開催も11/18(土)に決定しました!次回も同様にブレンドジンのワークショップが開催されます。

ぜひこの機会に、生まれ変わったヤソジンの素晴らしさを体験してみてはいかがでしょうか!

まだ間にあう!ご予約は10月15日(日)お昼12時まで。こちらから

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越後薬草蒸留所

〒942-0055 新潟県上越市小猿屋73番地