ストレートでジンを楽しみたい方に。ジンストレートのススメ。

おまけ

意外と知られていない!? 様々なジンの飲み方

a glass of water with a lemon slice and a straw

ソニック割り

ソーダとトニックを半分ずつ、あるいはジントニックに最後ソーダを少しだけ加えて作る「ソ」ーダト「ニック」です。トニックの甘さをソーダによって抑えることでキレが増しバランスが取れて飲みやすくなります。

トワイスアップ 

ジンのストレートに水を1:1になるまで少量ずつ足す飲み方です。自分の匙加減で足していくため好みの微調整ができますね。

特にフルーティー系やアーシー系のジンは加水によって甘みが増したり、他のボタニカルのニュアンスを感じ取りやすくなるのでオススメです。

ストレート簡単フローチャート

ストレート簡単フローチャート
クリックで拡大

①を選んだ方はこちら!

ベリー系➡︎ブロックマンズ。ベリーの果実味全開のジン。特定の風味が強いジンはストレートでなくとも分かりやすいが、そのままだからこそ微細な部分も探りやすい。

非ベリー系➡︎ギリアムズ。日本の林檎を使ったベルギーのジン。ストレートでは蜜りんごのような滑らかな甘さをゆったりと楽しめる。

②を選んだ方はこちら!

鮮やか系➡︎ヘンドリックスミッドサマー。飲んだ瞬間にラベルに描かれた花畑が浮かぶフローラルさ。ストレートではよりイメージが鮮烈になる。

落ち着き系➡︎ヘンドリックスルナ。ミッドサマーと同じヘンドリックスのフローラル強めのもう一本。ストレートは飲み比べるのにも向いている。

③を選んだ方はこちら!

華やか系➡︎ディスティレリドパリベルエール。香水のような香りが爆発するジン。しかし味はしっかりとドライジンの基本があり、ストレートではさのギャップの楽しさを感じやすい。

優しい系➡︎サイレントプール。酒質が柔らかく初心者の方にも非常にオススメな一本。華やかで優しいのでストレートに慣れてない方でも飲みやすい。

④を選んだ方はこちら!

パワフル系➡︎ELG。ボタニカルが三種類と少し珍しい硬派なジン。組み合わせの妙による鮮烈なジュニパー感は是非ともストレートで体験してもらいたい。

バランス系➡︎ハイトオブアローズ。こちらも三種のボタニカルで構成されたジン。ボタニカルの個性に対して、味の正統さと深い美味しさを味わうなら是非ストレートで。

⑤を選んだ方はこちら!

レモン系➡︎ボビーズ。レモンではなくレモングラスを使ったジン。爽やかな柑橘の香りの奥にあるハーバルな要素まで感じられるのはストレートならでは。

オレンジ系➡︎ゴールド999.9。タンジェリンのオレンジ香に加えてバニラの甘さ。ストレートだとその二つの両立を感じやすく味覚が広がっていく感覚が得られる。

⑥を選んだ方はこちら!

草っぽい系➡︎ポピーズ。ハーブ感に寄ったアーシーさでやや甘みもあるジン。正確なレシピは極秘であり、ストレートでじっくりと飲み解き明かしたい不思議な味わい。

根っぽい系➡︎アイスランディックイーグル。ジュニパーに甘いアーシーが綺麗に溶け込んでいる。透き通るような酒精と土っぽい風味の両立はストレートで最大限発揮される。

⑦を選んだ方はこちら!

爽やか系➡︎秋田杉GIN。日本が世界に誇るウッディ系ジンの最高峰。ソーダやトニック割りに負けない清涼感をストレートでも味わえる森林浴なジン。

濃厚系➡︎香立-KODACHI-。ジュニパーを覆うほどのスギとヒノキの香りに囲まれるジン。深く落ち着く濃い風味だがストレートでも意外に飲みやすい。

⑧を選んだ方はこちら!

刺激的➡︎VL92。ベーススピリッツに使われているライ麦のスパイシーさが面白いジン。ボタニカルではなくベースの個性をより感じやすいのもストレートならでは。温かみ➡︎プロフェッサーマダム。シナモンの甘いスパイスが香るジン。尖った感じではなくシナモン以外のボタニカルも含めてふくよかな甘さを感じるタイプ。

⑨を選んだ方はこちら!

シンプル系➡︎ブルドンイエルバブエナ。強烈なミントの風味がするジン。初めは抵抗ある人もいるかもしれないが、馴染んでくると良さが浮かび上がりクセになる。

複雑系➡︎ジークフリート。キーボタニカルは菩提樹だがその他17種類も使われており非常に複雑みのあるジン。ストレートでは仄かなハーバルさが主張してくる。

⓪(番外編)

番外編➡︎アンルーリー……蜂蜜をボタニカルに使った異色のジン。ストレートでは香りの甘さを思いっきり感じられ、香りに対してはドライな味とのギャップを楽しめる。

番外編その2➡︎ヘルノージュニパーカスク……今回紹介する中で唯一のエイジドジンであり、ジュニパーカスクという非常に珍しい樽を使っている。ジンや樽の甘みとジュニパーの風味が奇跡的なほどに噛み合った一本。


shallow focus photography of clear champagne glass

今回の記事では甘さの部分にやや重きを置いてジンをご紹介しました。それは私自身が甘党というだけでなく、ストレートという飲み方そのものが甘さを感じ取るのに向いているからです。

シンプルなボタニカル由来の甘みだけでなくベーススピリッツからくる甘み、また総合的に何故か感じられる甘みも、ジン以外の要素が極力排除されたストレートだからこそ純粋に味わえると私は思います。

もちろん、ドライな部分をより深く楽しむのにもオススメなのは間違いありません。

これを機に皆さんが更にジン沼に浸かっていくためにも、是非ともストレートで飲む楽しさを知っていただけたら幸いです。

ゲストライター
Gin Loverさん

どこにでもいるジンフリーク。 ベルギージン推しの甘党。宅飲みもBar巡りも大好き。Twitter

ジンラボでは、ゲストライターを募集しています!お問い合わせはこちら

1 2